|
| ||
| ||
【質問と解答】
Q：少年漫画の賞に応募しようと思っています。ストーリーは決まったのですが、結末が主人公の一人が死んでしまう設定になっています。応募でこのような暗い内容はいけないでしょうか？ 戦う理由なども設定しています。一応明るい結末も念のため設定2として考えたのですが、やっぱり最初の案の方がいいと思います。漫画賞に受賞した方々の作品を見ても、主人公が死ぬ設定はあまり見かけなかったのですが、やはり暗い内容はまずいですか？
A：確かに少年漫画では暗く読後感の悪いものは評価されません。もっとも、質問の文章だけでは作品内容まではよくわかりませんが、主人公の一人が死ぬからといって必ずしも読後感が悪いものになるとは限りません。例えば、残された者が前向きに生きて行く結末ならば読後感は悪くなりませんし、「キャラクターの死」も生きてきます。ただ、描いている側が悲劇に酔っていると、読者のほうは作品に入り込めず逆に引いてしまいます。一度ネームを切ったところで、翌日もう一度読み返して作品を客観視してその点を確認してみるといいでしょう。