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新人マンガ家相談室

【質問と解答】

Q:3年目の新人です。現在連載を狙いながら読み切りを定期的に執筆しています。この間担当が変わり、年下の編集者になったのですが、彼とどう接していけばよいか迷っています。彼は新卒2年目で、「早く編集長になりたい」と言っているくらい出世欲があり、「編集長はこの題材が嫌い」「編集部でこの題材が流行っている」などの情報を教えてくれます。一方で「こうすれば絶対掲載される、今の編集部はこれが好き」ということにこだわり、「それに反する話やキャラを作るなら相手をしない」と言ってきます。自分以外の作家にも同じようなことを言っているようです。その方針が自分の作風などに合っているのなら良いのですが、正直今までの作風や、歴代の編集長、編集者から期待されている方向とは正反対になっており、彼の編集方針に従っていいものか迷っています。編集が変わるまで根気強く待つという方法もあるのですが、新卒2年目の編集であるため、しばらくは異動もないと思いますし、他の編集よりも担当している作家は少ないはずです。このままこの編集と付き合うべきなのでしょうか? またもし付き合っていくとするならば、どのようなことに注意すればよいでしょうか?

A:今の担当さんが掲げる方向性に「なるほど、そうすれば確かに自分の作品がもっと多くの読者に支持されて、連載も獲れそうだ」と納得がいっているのであれば、ついていけばいいでしょう。しかし、その編集方針についていくのは作風的に無理、もし無理に従えば自分の良さを殺すことになると判断するのであれば、担当替えを申し出ましょう。本来であれば双方納得のいくまで話し合って結論を出すべきでしょうが、「それに反する話やキャラを作るなら相手をしない」という頑なな考えに凝り固まっているのであれば、話し合っても議論が平行線を辿るのは見えています。おそらく、早期に編集長の意に沿う(と彼が考えている)目に見える成果を出したいと焦っているのでしょう。とはいえ、若さと野心ゆえの焦りはあっても、方向性自体は正しい可能性もあります。作家を枠にはめていく指導方針は、編集者側に能力があって方向性を正しく示すことができ、なおかつ作家側に資質があれば、有効に機能します。ですから、担当さんが掲げる編集方針にあなた自身が妥当性を見出せるかどうかで今後の付き合い方を決めてください。そして、担当替えを申し出るという結論を出した場合は、前の担当さんから編集長に話を通してもらうのがいいかと思います。仮にその方が異動されていても、早い時期であれば前担当として編集長に話をしやすいので、結論は早めに出すことをお勧めします。ただ、現担当さんの方針が編集長もしくは編集部の総意であった場合は、それに黙って従うか、でなければ他誌への移籍まで考える必要があると覚悟しておいてください。

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