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【80回目のゲスト】

田中美菜子先生への30の質問

1.デビューはいつごろですか?

1987年

2.デビュー作のタイトルは?

『演劇少女M』

3.デビュー作の簡単なストーリーを教えてください

とある高校の風変わりな演劇部を舞台にしたラブコメ

4.デビュー作でもっとも描きたかったことは?

どんなに地味で取り柄の無い人にも、輝ける場所は絶対にある! 的な

5.デビューした雑誌は?

集英社「セブンティーンDX」

6.どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)

「週刊セブンティーン」の漫画賞に応募(投稿)し3位ぐらいの賞を受賞。 でも1位と2位がいなかったのでデビュー決定(笑)

7.デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?

大学ノートに鉛筆で、程度のものしか描いたことがないけど、10年ぐらい

8.またそれは何作目ぐらいでしたか?

ちゃんと漫画用の原稿用紙に漫画用のペンで描いたのは、投稿作が初めてでした。 どんな道具が必要なのかすらわからず マニュアル本片手に画材屋さんに行ったのを覚えてます(笑)

9.その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?

高校2年生

10.その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?

目指してなかったです。漫画を描くのは好きでしたが、とにかく絵が下手すぎて プロを目指すなんて滅相もない!というかんじでした。 漫画賞に応募した時も、単に「一度は応募してみたい」的な気持ちでした

11.もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事に就くつもりでしたか?

なにか一人で出来る仕事

12.マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?

母親はスゴイスゴイと言ってくれたけど、父と兄はあんまり興味なさそうでした(笑)

13.目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください

好きな漫画家さんはたくさんいますが、目標とかは考えたことないです

14.そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?

自分の世界観をしっかりと持ってる漫画家さんに憧れます

15.デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?

当時やってたバンドのスタジオ代とか。 あとは、大学進学で東京に出る時の資金の足しに

16.デビューが決まった時の感想は?

「こんな下手な絵でデビューしちゃってほんとスミマセン(泣)」

17.デビュー作が実際に雑誌に掲載されたときの感想は?

あまりの絵の下手さにしばらく落ちこみました

18.デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?

初めて原稿料が振り込まれた時に「こんなヘタなままじゃイカン! お金をもらう価値がある作品を描かなくては!」と思いました

19.デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?

デビューはしたものの、担当さんに「本格的に仕事するのは 大学受験が終わってから」と言われてたので打ち合わせも全くナシ。 大学生になってからも「いいネームが描けたら載せる」的な進め方だったので 打ち合わせというよりネームの持ち込み(笑)。月イチペース

20.その頃編集者との打ち合わせでためになったことは?

ベテランの漫画家さんの生原稿を見せてもらったこと。輝いていた

21.逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?

特になし

22.編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?

東京に住んでいた頃は出版社で。岩手に帰って来てからは電話とファックスで

23.編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください

いろいろありますが、ほのぼの楽しい思い出が多いです

24.デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?

いません。当時は同業者と出会う機会がほとんど無かったです

25.デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かしたこと、勉強したことなどはありますか?

とにかく絵の練習。あとは、何にでも興味を持ち何でもインプット!

26.デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだことなどはありますか?

担当さんからは「絵は、毎日描いてりゃ絶対うまくなる」と言われてたけど 1年描き続けてもさほど上達せず…とにかく絵はすごくコンプレックスでした。 今もまぁ「デビュー当時よりはマシ」程度ですが(笑)

27.デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?

怖い物知らずな勢いと伸びしろに100点(笑)

28.またその理由は?

技術面はひどすぎて点数を付けられないので、せめてそこぐらいは(笑)

29.マンガ家としてデビューするために必要なことはなんだと思いますか?

まずは行動

30.これからマンガ家を目指す人達になにか一言

勇気。覚悟。そして愛

【プロフィール】

岩手県出身・在住。1987年『セブンティーンDX』にてデビュー。 翌年から『マーガレット』にて執筆開始。以後、同誌やその姉妹誌 の『ザ・マーガレット』にて少女漫画を多数発表。1995年から 『マーガレット』と専属契約を結び、10周年となる2005年、独立 してフリーに。 近年では、ドラマで話題になった「小公女セイラ」のコミカライズ を手がけ、岩手県の広報誌でも連載をするなど、少女漫画の枠に 収まらない活動を展開。少女漫画以外にも、ショート、実話、4コ マなど、様々な媒体で活躍中。

田中先生のHPはこちら↓
http://www006.upp.so-net.ne.jp/minyanko/


田中美菜子先生
コミックスリスト

  • 『小公女セイラ』全2巻(タツミコミックス)
  • cover


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