【質問と解答】

Q:ひとりで描いている新人漫画家です。今までずっと1か月に30ページ前後をネームから完成までの仕事をこなしていたのですが、最近ありがたい事に仕事の依頼が増え、すべて受けると仕事量が倍増してしまいそうです。お世話になった編集部ですので心苦しいのですが、お断りするべきでしょうか? それとも、アシスタントさんをお願いして、ばりばり仕事をこなしていくべきでしょうか? 僕自身、他人と作業すると緊張してしまって今と同じように仕事ができるかどうか不安なのと、人にお願いするくらいなら自分で全部やってしまったほうが、指示する時間や労力よりも楽な気がしてしまいます。それを思うと本当に連載作家の方々はすごいな、と改めて尊敬します。それとも、最初はどの先生もアシスタントさんをお願いするときは緊張するものなのでしょうか? 自分ひとりで出来る仕事量のみを引き受けてこなしていくべきか、より高みを目指して量産すべきか、編集者の立場からするとどちらの選択を勧められますか? ちなみに、ネームはそれほど遅いわけではないと思いますし、描きたい話のアイデアも色々と自分の中で渦巻いており、問題は作画の時間だけという現状です。

A:担当編集者という立場なら、ぜひ仕事量を増やして欲しいと思うでしょうね。仕事の依頼が増えてきたということは、職業漫画家として飛躍するチャンスでもあります。ステップアップのために個人作業からアシスタントを使っての作業にシフトする時期がきたと言えるでしょう。一方で、アシスタントを使うということはクオリティー管理の難しさや人間関係の煩わしさ、人件費その他の出費増といった問題も生じます。アシスタントを雇わず仕事量を増やせればそれに越したことはないですし、実際にそうしている作家さんもいなくはありませんが、実際には難しいでしょう。であれば、まずは一度アシスタントを使っての作画を経験して、それから判断してはいかがでしょうか。

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