【質問と解答】

Q:漫画連載をしている者ですが、作中の台詞について質問させて頂きます。以前35ページほどの話が雑誌に掲載された時40か所ほど台詞が変えられていたため、担当の方に台詞を変える時は言って欲しい事を伝えました。その後は重要な台詞に関しては連絡が来るようになったのですが、それほど重要でない台詞の時は連絡がありません。語尾に「!」「っ」等でしたら気にはならないのですが、同じ意味合いでも台詞を全て変えられてしまうと気分は良くないです。より良い作品にする為に台詞を変えてくださっているのは分かっていますし、毎回台詞について文句を言うのも担当の方からしたら不快になるだろうと言えずにいます。自分の意見をはっきり言うべきでしょうか?

A:自分の意思を担当さんにはっきり伝えましょう。口にしなければあなたがどう思っているか伝わりません。台詞の変更については本来ならばネーム段階で確認し合うべきことなのですが、原稿の吹き出しが小さかったので台詞を削る必要が出たとか、入稿直前にもっといい言い回しを思いついたとか、校了段階で編集長に台詞がわかりにくいとチェックを入れられたとか事情があるのでしょう。担当さんも作品を大切に思う気持ちはあなたと一緒で、悪気はありません。大切に思っていなければ、手間をかけて台詞を直そうとするわけがありませんから。あなたが何も言わないので、担当さんもあなたが台詞変更を了解していると思い込んでいるだけなのです。ですから、「今後は重要かそうでないかにかかわらず台詞変更をするときは事前に連絡をください。可能ならネーム段階で指摘してほしい」と、喧嘩腰にならず担当さんに要求してください。