【質問と解答】

Q:どう出直すべきか考えています。現在28歳の女性です。子どものころから重度のうつ病でした。幼稚園児のころ自殺しかけたこともあります。当時はまだ病気について理解もなく、唯一の心のオアシスだった漫画も親たちに取り上げられてますます悪化しました。学校は出席日数はギリギリでしたが、好成績で高校を卒業しました。しかし、うつ病が改善しておらず、大学を中退しフリーターをしても続きませんでした。自殺すら考えていたのに、子どものころから漫画家になる夢は心の奥にありました。フリーター時代にボロボロの体でアニメ系の雑誌にイラスト投稿し(当時の体力ではイラストが限界でした)、編集部から声をかけていただいてカットや記事を描かせていただきました。最近は良医に巡り会え、ようやく体調が整ったので、なんとか漫画の仕事につきたいのです。端からみればもちろん私はただの28歳ですが、自分にしてみれば闘病生活に15年は費やしてようやくスタートラインに立った感じです。私はまだやりたかったことをやっていない、描きたかった漫画を描いてない、と費やした歳月に悔しさでいっぱいです。ネットで発表した作品が評判になるのを待つとかの受け身の方法ではなく、編集部に拾っていただけるまで食らいついていく所存です。今の私に新人賞や持ち込み以外に方法はありますか? 編集者さんの名刺を頂いて新作をガンガン持ち込むというのは誰にでもできますか?



A:新人賞や持ち込み以外ですと、出張編集部くらいですね。ただ、同人即売会の出張編集部は一度にいろんな編集部に見てもらえる利点がある反面、日時や場所が限定されるので、編集者と面識を得るには持ち込みが一番いいでしょう。その場でうまく名刺を貰えれば、あなたのやる気次第でネームや新作をガンガンやりとりできるようになります。病気のせいで出版社に赴いて編集者と対面するのが辛いようでしたら、地道に新人賞へ投稿することをお勧めします。