【質問と解答】

Q:4年ほど前にデビューした者です。もともと担当さんからなかなかネームのOKがもらえず、コンペもほとんど出せずに数作しか掲載されていなかったのですが、最近ではプロットの段階でボツにされてしまいます。自分に実力がないのだと思い、話づくりの勉強もしてプロットを出しましたが、「もっと読者の事を考えたほうがいい。何か残してやろうというのが感じられない。そして自分が面白いと思うものを」と言われてしまいました。自分では面白いものを考えているつもりだったので、こうもプロットがボツになり続けるとさすがに自分自身を信じられなくなってきています。ボツの連続と掲載されない焦りとで混乱し、自分を見失っているのかもしれません。担当さんの言わんとしている事も分かるのですが、正直自分にとっての面白さというものが分からなくなっています。他社で心機一転出直すことも考えましたが、例え他誌再デビューできたとしても、また同じ事の繰り返しになりそうです。やはり今の雑誌で踏ん張り続けた方が良いのでしょうか。




A:スランプで完全に煮詰まった状態ですね。そういうときは考え込んでも自力脱出は困難で、外部からの刺激を受けることが効果的です。担当さんや友人と話すことで自分の中の「面白い」を再発見したり、外に出て取材たり、新しい題材にチャレンジするべく参考図書を何十冊も読んだりとかです。まずは担当さんに今の自分の状態を話し、自分にとっての「面白さ」を掘り起こすべく相談に乗ってもらってください。担当さんとの関係が悪くはないのでしたら、他社に持ち込みをするのは色々試してからでも遅くはないでしょう。