【質問と解答】

Q:バクマンの表紙のような細い背景を描くにはどうすればよいですか? それと人物を合わせるにはどうすればよいですか?




A:雑誌にしろコミックスにしろ、そのサイズで描いているわけではありません。B4の原稿用紙に描いたものをB5判の雑誌であれば約83%、新書判コミックスであれば約54%、B6判コミックスであれば約58%に縮小しているわけです。とはいっても、トッププロの原稿は原寸でも非常に細かいです。彼らのような背景を描くには、原画寸でトレース練習して作画技術を学ぶのがいいでしょう。B5雑誌からは1.2倍、新書判からは1.9倍、B6判からは1.7倍に拡大コピーすると、誤差はありますが大体原画に近いサイズになります。ただ、2倍近い拡大率になると線が太ってしまうので、できれば雑誌からの拡大コピーが望ましいです。
 背景と人物を合わせるのは、背景込みで下絵を入れておき、人物、背景の順にペンを入れます。下絵を入れる際には、背景の物の寸法と人物の設定身長を合わせないと比率がおかしくなります。例えば、実物の椅子の高さが○○センチのものが画面上では○○センチであるならば、身長170センチのキャラクターは画面上では同じ縮小率の○○センチというように計算する必要があります。慣れてくれば目測で合わせられるようになりますが、初心者のうちはちゃんと計って描くようにしましょう。ちなみにアシスタントを使うプロの場合は、人物のアタリに合わせて先にアシスタントが背景のペンを入れます。人物のペンを入れた後に人物の主線と背景の隙間をつなぎますが、細かい背景の場合は画面がうるさくなるようであれば白地のまま残すこともあります。また、デジタル原稿の場合はご存知でしょうが、人物と背景を別に描いてあとで合成します。


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