【質問と解答】

Q:私は、日本人とのハーフで高校生です。本気で漫画家を目指しています。学力は学科に約110人いる生徒のうち、上位10人に入る程度なので、日本語力は差し支えないと思います。インターネットで調べたところ、ほとんど知らない方々でしたが、数人の外国人漫画家さんを見つけることができました。そこで質問です、日本のメジャー雑誌に連載している(連載していた)ハーフ、もしくは外国人の漫画家さん、アシスタントさんはいますか? また、外国人、ハーフで、才能と漫画家に必要なことが揃っていれば(人気)漫画家にはなれますか? 偏見はもたれませんか?




A:韓国や台湾の方で、日本の漫画雑誌で仕事をしている方は、大勢というほどではありませんがちらほらいます。その他の国の方はほとんどいませんね。漫画家志望者の絶対数が少ないことと、漫画制作のノウハウが得られないことに加え、日本語でのやりとり自体がハードルが高いためです。外国人やハーフであることに偏見はない代わり、特別扱いもしないので、日本語での打ち合わせができないと日本で漫画家としての仕事はできません(通訳のつてがあれば、通訳を介しての打ち合わせでもOKです)。また、対読者的にはペンネームを使用しますので、特に外国人やハーフであることを売りにしない限り、国籍や血統の情報は読者に知られることはありませんので、作品評価に影響を及ぼすこともありません。