【質問と解答】

Q:持ち込みから担当がついて3回ほど投稿し、佳作にも入選できないままの状態が続いています(もう一歩の欄で毎回名前掲載はされます)。担当と作品内容を相談して、プロット、ネーム、全てをチェックしてもらい、台詞の修正など、ひとつひとつ細かい指摘も受けて原稿を仕上げたのですが、結果として話の内容が雑誌のカラーに合わない、という評価でした。このようなことは良くあるのでしょうか? よりによって一番チェックを受けた「内容」に関してマイナスされるのが2度以上続き、担当不信になってしまいました。しかも、ストーリーを担当の指示でかなり変えたりしてのこの結果です。大賞や優秀賞は無理だとしても、佳作にすらも入らないため、何のための担当だろうかと思い始めています。




A:「実は新人賞で最終選考に残る作品の半数以上は担当つきです。回によっては全員担当つきのこともあります。ですから、担当の指導を受ければ全投稿作品の中では上位にくることは間違いありません。ただし、そんな最終選考に残った上位作品の中で優劣を決めて賞を出すわけですから、担当がついて指導した投稿者が誰しも大賞や優秀賞を獲れるわけではありません。回によって投稿作品のレベルも変わりますから、自分の作品が前回よりレベルが上がっていても同じ選外の結果に終わることもあります。また、最終的には大賞を目指すにしても、最初に投稿や持ち込みをしてくる段階で投稿者の皆さんにはそれぞれレベルに差がありますから、それに合わせて指導の内容やネームの到達水準を変えます。初投稿で佳作レベルの投稿者には大賞を目指した作品作りを、予備選考落ちながら見所があると担当した投稿者にはまず一番したの賞に入ることを目標に、という具合です。
 とはいえ、雑誌の編集者が指導していながら「話の内容が雑誌のカラーに合わない」という選評は問題です。作品の出来はわかりませんが、その選評はとりもなおさず担当さんが雑誌のカラーを理解していない可能性があるからです。漫画誌の編集歴が未だ浅いか、他の編集部から異動してきたばかりで前の雑誌のカラーを引きずっているということが考えられます。まずは、不満や不信を抱え込まず、担当さんに今回の選評についてどう考えているかちゃんと聞いてみましょう。一般的な新人賞であれば(漫画家が審査委員になっている賞は別ですが)担当さんも選考会議に出席しているはずですから、選考過程の詳細とそれについての担当さんの考えを聞くことが出来ます。そこで根拠なく自分の方針に固執するようでしたら、担当さんから離れることを考えたほうがいいかもしれません。しかし、選考会議の内容を踏まえて雑誌のカラーに合わせた指導方針に転換するということでしたら、指導熱心な方のようですし、もう一度新人賞を目指して一緒に作品作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。


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