【質問と解答】

Q:20歳女です。女性向け雑誌の漫画家を目指してはいるのですが、ネームも終わっていざ原稿に入って描き始めると自分の作品が人様に読ませる程のものなのかと急に不安になります。ネームの最中はとにかく完成させて絵に移行したいばかりで冷静に見られなくなってしまっているのか、その時は大丈夫と思っているのにです。そして行き詰まると大好きな作家さんの漫画を息抜きに読むのですが、自分の漫画はこんなに面白くないなとベテラン作家さんと比べてしまって悪循環です。周りに読んで貰える知り合いはおらず、客観的に見てみると独りよがりな漫画なのではないかと 不安です。それなら一度は投稿してみればと思うのですが、一度そう感じてしまうと話にもキャラクターにも愛着がなくなってしまって、原稿を描くのが苦痛になってくるのです。プロの方の絵や話を投稿の段階で比べること自体が間違っているのでしょうか? 結局、原稿にしていた作品はボツにして新たに話を作りました。ですが、毎回こんな調子になってしまうんじゃないかと思うと正直ものすごく不安です。月刊誌に投稿者の作品のカットが載っているのですが、正直絵では負けてないと思っています。




A:1本の作品を最後まで完成させられなければ、どんな言い訳をしようが結果として創作実績はゼロです。あなたの悩みはあなただけが感じているものではありません。漫画家を目指して投稿している人間、いえ連載を持っているプロの漫画家であっても、その多くが大なり小なり悩んでいることです。むしろ、悩まない人間は自分の作品を客観視できない人間であり、そういう方は大抵成長が望めません。一方で、作品を最後まで描き上げられない人間もまた当然のことながら漫画家にはなれません。ネームを一度完成させたら、そこからは頭を切り替えてネームのことは考えず、作画に集中するようにしましょう。投稿中なら未熟なのは当たり前で、最初から恥をかくまいとカッコつけていてはいつまでたっても投稿することはできません(自分ではカッコつけてるつもりがなくても、失敗を恐れる心情の底には失敗してカッコ悪い自分像から逃避する心理があります)。とにかく、あなたのすべきことは完璧な仕上がりでなくても作品を1本描き上げて投稿なり持ち込みなりして、客観的な批評を受けることです。その中であなたとあなたの作品を理解してくれる編集者に出会えれば、あなたも自信を持って作品を描くことができるようになるでしょう。

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