【質問と解答】

Q:担当編集への不信感についてです。数か月前、担当の異動があり、今の担当に変わりました。前の担当に比べるとネームの返事も遅めで、催促の電話をしょっちゅうかけています。早い時は早いのですが、忘れられることが多いです。しかし、返事の内容については適当というわけでもなく、しっかりアドバイスしていただけますし、電話口での愛想も良いです。
 先日の出来事ですが、約束していた打ち合わせをドタキャンされました。体調が悪いという旨が留守電へと入っており、電話に出られなかった自分も悪いのですが、その伝言のみでその日は無しになりました。伝言では「後ほど連絡する」ということだったので、見ていただこうと思っていたネームのみ編集部にFAXしておきました。体調が悪いとのことだったので返事をあまり早く催促するのも…と躊躇われ、連絡がとれないまま1週間が過ぎました。1週間経っても連絡が無いので編集部へと連絡すると、ちょうど不在で「折り返し連絡ください」と伝言してもらいましたが、結局その日は連絡がありませんでした。翌日、もう一度編集部へかけると本人が出たのですが、「今立て込んでいるので後ほど連絡する」と言われ、一安心して待っていたものの深夜まで連絡はありませんでした。そこで携帯のほうにかけてみると留守電になっており、「何時になっても良いので連絡ください」と入れましたが、翌日夕方になっても電話が来ず、その後は電話をする気力も失せました。‥‥と、こんなことがあったのですが、その後連絡が取れたときの愛想のよさですべてあっさり片付けられ、何だか連絡をしつこく催促していた自分が悪かったのではないかという気にさせられました。こんな事がたびたびあり、最近はこれはうまく丸め込まれているのではと思うようになって来ました。自分一人ではこの担当編集の態度が行き過ぎたものなのか判断できないのですが、客観的に見てこの編集さんはどうなんでしょうか。




A:正直、質問文の内容では判断材料が不足しています。前の担当さんよりネームの返事が遅いといいますが、具体的に何日後くらいなのでしょうか? あなたは投稿者、新人賞受賞後の新人、連載作家のどれにあたるのでしょうか?(質問文の内容からすると連載作家ではないのでしょうが) 担当さんは何本の連載を持っている方なのでしょうか?
 投稿者や新人ならば、ネームの返事は1週間以上だと遅すぎますが、2〜3日後は並、休日を挟むと4〜5日後になることもありえるでしょう。連載作家の場合は当日もしくは翌日早めに返事がないと遅いですね(週刊の場合はネーム送付直後)。
 ドタキャン事件についてですが、ドタキャンそのものについては症状の程度にもよりますが病気なら仕方がないでしょう。その後の対応の是非は、そのまま病欠が続いていたのかどうかによりますね。しばらく病欠していたのならFAXは当然見ていないでしょうし、その後も病欠明けなら業務が立て込んでいて連絡がとれないこともあるかと思います。携帯の留守電については、忙しければ気づかないこともあります。ですが、体調不良が一時的なもので翌日から普通に仕事をしていたのなら、あなたがFAXしたネームを1週間放置していたのはひどいと思います。
 とにかく、今の不満をため込んでいる状態はよくないです。このままでは不信感が募っていくだけで、いつ何かのきっかけで爆発してしまうかわかりません。一度、担当さんに今までの不満を伝えて、それに対する担当さんの言い分も冷静に聞いてみてください。それでわだかまりが解ければよし、納得できなければ担当替えを申し出てください。不信感を持ちながらこの先作家と編集のパートナーを組み続けることは、互いにためになりませんから。

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