【質問と解答】

Q:過去の質問でよくされている再デビューの事で確認です。
『長いブランクがあって再デビューを目指すとかの特別な理由が無い限りプロの投稿は認めていない』と先日の回答でされていますが、では、今現在少しは読みきりなどの掲載はあるが、別の雑誌でも仕事をしてみたい、と雑誌に投稿するのは反則ですか? 実際、読み切りだけでは食べていけません。しかし仕事が山ほどあるわけでもありません。例えば絶対これは反則になるという再デビューもしくは投稿の基準を詳しく教えてください。



A:2010年12月13日の質問の回答を勘違いしています。
「プロの投稿を認めていない」とは書いていません。つまり、A誌でデビューしているのに、同じA誌の新人賞に再度投稿するのは認めていないと言っているのです。
なかなか連載企画が通らなくても一般の投稿者よりはレベルが高いのは当然なのですが、賞金稼ぎのような真似をされても困るので選考対象外という扱いにせざるをえないわけです。デビュー前であればより上位の賞を目指すというのもいいですが、すでにデビューという関門をくぐりぬけているわけですから、連載企画のほうに傾注しましょう。
 他誌への投稿でしたら新人賞の投稿規定に沿って応募してください。応募資格としてプロ漫画家を目指す新人に限るものもありますが、応募資格にプロアマ問わずの新人賞も数多くあり、実際他誌で連載している方も応募してきます。以前、新人賞の下読みをしていたら私自身ファンの漫画家さんからの投稿作品があって『ホントに本人!?』とびっくりしたことがあります。その時はプロは対象外の賞だったので辞退していただいたのですが、その後それが縁で連載してもらうことになりました。
また、他編集部に持ち込みをしたり、友人が描いている雑誌のパーティに顔出しして編集者に紹介してもらうといった「営業」はプロの漫画家さんも普通にやっていますよ。あなたも、新人賞に限らず色々な形で他誌編集部にアプローチしてみてはいかがでしょうか。


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