【質問と解答】

Q:現在高校2年生の漫画家志望者です。最近、モバゲータウンというモバイルサイトからリンクしたE☆エブリスタというものがありますが、あのサイトからマンガを投稿し続けて結果を出せば、 漫画家になれるものなのでしょうか。
私は最近投稿作のネームがなかなか思うようにいかなくて、息抜きにと始めたそのサイトへの4コマなどの軽い投稿が、意外にも少しずつ支持を得られ始めてきたので、やはり複数の読み手がいるほうへシフトしてしまい、本命の投稿作のほうがますます手に付かなくなってきてしまいました。
きちんとした31ページの投稿でデビューしないととは思うのですが、最近は楽な方へ楽な方へと流されてしまい、気持ちがサイトの更新にいってしまいます。
編集者としての視点から意見をうかがいたいです。サイトでの連載でデビューできるのか、できた場合のその後は、普通の投稿でのデビューと主にどう違ってくるのでしょうか。やはり自分のペースで好きなものを好きなように描けてしまうサイトだと甘えが出てしまうので、雑誌投稿に力を入れた方がいいですか?



A:サイト投稿でも人気が出れば、商業デビューできることもあります。携帯小説やニコニコ動画のボカロ曲などでありますね。漫画でも投稿サイトや自分のHP、ブログの掲載漫画が商業出版されるというケースがあります。ただ、サイト投稿の多くは無料だから読まれるという部分もあり、有料にして読んでもらうとなるとよほど突出した作品でないと無理でしょう。趣味で投稿して結果的に商業デビューというのならともかく、意識して商業デビューを狙うなら効率はいいものではありません。雑誌投稿に比べると狭き門だと思いますよ。サイト投稿はファン作りに役立ちますので損はないですが、あくまで趣味の範囲にとどめて雑誌投稿に力を入れるほうがプロへの近道です。

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