【質問と解答】

Q:ペンを使い始めて約半年の漫画家志望者です。いく つか質問したいことがあります。

　１）最近、原稿用紙に練習として絵を描く際に、青い芯のシャープペンシルで大体の位置をとり、シャープペンシル（2Bの黒芯です）で下書き、そのあとペン入れという順番で絵を描いているのですが、ペン入れをしているとどうしても線が滲んでしまいます。インクはPILOTの製図用インクです。手の脂等付かないようにティッシュを手の下に敷いていますし、インクを変えてみたり、ペン先を替えたりしてみたのですが滲んでしまいます。これは私のペンの使い方が悪いのでしょうか？　筆圧が高かったり、まだペンになれていないということでしょうか？

　２）私は親の都合で海外に住んでいます。今、私は16歳で海外の高校を卒業後、 日本に帰る予定になっています。1年に1度、学期間の長い休み（主に年 末）に日本に帰っているのですが、海外にいるうちに漫画が描きあがったら 投稿か、持ち込みをしたいと思っています。その際、もし運良く担当さんに ついてもらえたとして、自分が海外に住んでいると知ったらやはり連絡も取りづらいし他の人より不利になるでしょうか？　それとも国内在住の人と同じようにメールなどのやりとりででアドバイスをもらえるのでしょうか？

　３）投稿の際は、投稿の決まりで海外からの投稿不可と書いてない限り、自分の住所欄を海外にして投稿しても大丈夫なのでしょうか？　それと、原稿返却可の場合はちゃんと切手と封筒を同封すれば海外でも返却されるのでしょうか？　それか日本に住む親戚の住所を書いたほうがいいのでしょうか？　雑誌や出版社によって対応の仕方はそれぞれと思いますが、一般的にどう対処されるか教えてもらえると助かります。

A:１）ペン運びが遅いということはありませんか？　ゆっくりすぎると滲みます。また、ペン先はこまめに洗っていますか？　ペン先に原稿用紙の繊維が絡むのも滲みの要因です。それ以外に考えられるのは、作画をしている部屋の湿度や原稿用紙の保管場所の湿度です。原稿用紙が湿気ると、当然滲みます。

　２）メールでのやりとりならば海外在住でも可能です。ただ、電話でやりとりできないとどうしてもおおざっぱな指示だけとなり、細かいアドバイスは受けられないため国内在住の方に比べて不利にはなります。スカイプとか使えばいいのでしょうが、セキュリティの関係で大抵の出版社で使用が禁じられています。

　３）切手・封筒を用意してあれば海外でも返却可能です。ただ、国によって郵便物の取り扱いに差がありますので、破損や折り曲げ、紛失の可能性は覚悟しておくべきでしょう。

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