【質問と解答】

Q:漫画家の先輩に、自分の漫画を数本読んで頂いたところ、「読み切りに見開きや1ページまるまる1コマのシーンを使うのはよくない」と注意されました。自分は、大ゴマをクライマックスに多用する傾向にあるのですが、それはよくないことなのでしょうか。もっとコマを圧縮してストーリーを濃密にするべきということなのでしょうか。大ゴマのメリット、デメリット について編集者の目線でアドバイス願えませんでしょうか。

A:大ゴマは遠慮なく使ってください。丸々1ページゴマも、見開きも大いに結構です。それだけの大ゴマをとるに値する見せゴマを使える盛り上がりのある作品は歓迎です。ただし、ページ構成のバランスは必要です。読み切りと言っても様々なページ数があります。16ページ作品で見開きを使うとストーリーの密度はその分下がってしまいます。そうなると、見開きで見せゴマを使うに値するドラマの盛り上がりはまず得られません。一般的には32ページ以上の作品で見開き1回まで、50〜60ページ以上で2〜3回、32ページ未満の読み切りだと使用しないほうがいいと考えてください。


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