【質問と解答】

Q:以前、マクドナルドやミスタードーナツの名前を使うことについての質問がありましたが、実在するバイクや自動車はどうでしょうか? 登場人物が乗るモノとして、そっくりに描いたり、実名を出してはいけないのでしょうか。それとも、そもそも企業名や学校名、機関名、駅名、地名、ブランドなど、実在する名前をどこまで出するのはよくて、どこからはいけないのか、よくわかりません。ぜひ具体的にありったけ教えてください。

A:作品内容、作品内での扱い方、雑誌の社会的影響力(部数)、相手企業・機関の担当の理解度など、ケースバイケースなので、一概に言えないのです。作品内容を踏まえて担当編集者が判断しますが、微妙な事例は編集長と出版社の法務関係の部署(法律関係の事務やトラブルの対処をする部署。大抵、専属の弁護士がいます)の判断に委ねられます。以下に記したものはあくまでおおよその目安であり、使用して良いものとしたものでもNGとなる場合もありますし、使用してはならないものとしたものでも、ノンフィクション漫画でなら使用してもよいこともあります。大手出版社の雑誌をよく読んでいれば、だいたいの基準が見えてくるはずです。

[使用しても良い]国や都道府県の省庁や機関名や建物の外観、JRの名称や列車の車体名や外観、実在の自動車やバイクの車名と外観(メーカー名も車の説明としてはOKだが、企業として登場させることは不可)
[使用してはならない]市町村の公共団体の役所や機関名や建物の外観、企業名(銀行、私鉄・航空会社等民間の交通機関も含む)、学校名(公私を問わず。国立大学名はOKのこともある)、NPO・NGO法人名、病院名、暴力団名、ブランド名(通常の会話の中で使用する場合はOKの場合もあります。ルイ・ヴィトンのバッグなどを絵で描くのはNGです)、実在の商品名(例:コカコーラ、ポッキー、プレイステーション、Windows等々)

何度も言いますが、あくまでおおよその目安であり、例外は多々あります。投稿段階ではあまり神経質になることはありませんが、担当がついてからは相談するようにしてください。


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