【質問と解答】

Q:某大手出版社の女性誌に投稿しました。発表から4ヵ月以上経っても原稿が返却されないので、編集部に問い合わせたところ、確認してから折り返し連絡して頂くことになりました。数時間後、電話がかかってきたのは編集部からではなく、編集プロダクションからでした。私の原稿は確かにそちらにあるとのことなのですが、投稿原稿の批評や返却業務は編プロに委託されているものなのでしょうか?

A:編集部によって雑誌編集のシステムが異なります。このサイトは銀杏社という編集プロダクションによって運営されておりますが、出版社からの編集業務の請負方は相手の編集部によって、また当社の部署によって様々です。コミックスや企画本の請負、雑誌や単行本の記事ページの請負、編集部への派遣などです。私の場合、出版社の編集部内に席を持ち、出版社の社員編集者と同じ仕事をしています。これまで所属してきた編集部では投稿原稿の外部持ち出しは一切しておりません。批評・結果発表ページ制作・原稿返却すべて編集部内(私のような派遣社員やバイトもそれらの業務に関わりますが)で行ってきました。しかし、ご質問の女性誌が必ずしも作品批評を外部に丸投げしているというわけではないと思います。批評は編集部内で行い、発表記事ページのみ外部の編集プロダクションに委託しているのかもしれません。その場合、投稿原稿は記事制作のために編集プロダクションに預けたのでしょう。ただ、発表から4ヵ月以上も原稿を放置しているのは確かにその編集プロダクションの怠慢と言われてもしかたありません。また、投稿原稿に対する責任は編集部にあるわけですから、編集部側も原稿の管理を徹底しなければなりませんね。


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