【質問と解答】

Q:僕は中3でまだ投稿はしたことはないんですが、半年前くらいから漫画家に興味を持ち始め、線を抜く練習やデッサンの練習などを少しずつしてき ました。受験が終わった今、本格的に漫画と向き合っていこうと思っていま す。そこで3つほど質問させていただきます。

 1)もしも漫画家になった場合、結婚は諦めなければならないものでしょうか。結婚難になることはわかっているんですが、結婚してなお漫画家を続けることは不可能なんでしょうか。もしそうなら、僕は若いながら結婚を諦めてでも漫画家になろうという決意はできていますが、前例はどれくらいあるのでしょうか。

 2)漫画家はだいたい何歳くらいでやめるものなんでしょうか。さすが に老人になってから恋愛物などを描こうとしても無理とは思いますが、普通はだいたい何歳くらいで引退するものなんでしょうか。

 3)お恥ずかしながら聞きます。スピード線とはどういうものなんでしょうか。文面で説明するのが無理ならばどういう時に使われるものかをお願いします。


A:1)独身を貫く方もいますが、ほとんどの漫画家は結婚してます。 心配することはありません。部屋の中での仕事が主になるので出会いの機会が少なかったり、収入が不安定で結婚相手として条件が悪いと見られたりすることもあるかもしれませんが、求めさえすれば出会いはあります。

 2)漫画家に定年はありません。本人次第で何歳でも描き続けられま す。実際、60歳を越えてなお現役の方も大勢います。雑誌に絵柄やセンスが合わなくなれば、より読者年齢の高い雑誌に移ることは、今でもよくあることです。読者年齢の上限も上がり、雑誌も多様化した現在、自分が望まない限り引退を考える必要はありません。ただし、漫画家は体力も必要な職業です。漫画家は生活が夜型ばかりで、締め切り前は何日も徹夜しているのが常というイメージがありますが、それでは長続きしません。長く現役でいる方は読者が想像する以上に規則正しい生活をしているものです。年を取ってからも漫画家でありたいと望むなら、規則正しい生活のリズムを身につけると共に、スケジュール管理ができるようになっておきましょう。

 3)アクションシーンなどで、人物や物の動きを演出するためにバックに何本も引かれた直線(時には曲線)のことです。


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