【質問と解答】

Q:漫画を執筆するために参考に、他の漫画、小説などの本や映画はもちろんのこと、様々な表現作品(絵画や音楽など)を鑑賞するようになりました。
 そこで質問なのですが、その表現作品を鑑賞するにあたっての心遣いや気遣いは、具体的にどういうふうに行えばよいでしょうか? つまり、どういう見方・考え方で読んだり見たりしたら良いのか、ということです。また、ストーリーを作るにあたって、日頃からどのような心遣いをするとストーリー作りなどに効果的でしょうか


A:創作物の鑑賞にあたっては、考えながら鑑賞する、鑑賞した後考える習慣をつけることが大切です。映画を見て「ああ、面白かった」だけではなく、なぜ面白いのか、どこが面白いのか、どうして自分は感動したのかを分析しましょう。また、つまらなかった場合は、どうしてつま らなかったのかにとどまらず、どうすれば面白くなるのかまで考えてみ ましょう。すべての創作物は、自分の創作の手本や反面教師です。他者の作品を分析することでドラマ作りや演出のノウハウを身につけることができるのです。
 しかし、ノウハウを得るだけではストーリーは作れません。漫画の題材や エピソードの素材を引き出すために、日頃から知識や経験を蓄積し自分の 「引き出し」をたくさん持つように心がけましょう。そのためには多趣味であることが大きな武器になります。漫画や小説、映画だけではなく教養書を読んだりニュース、ドキュメンタリーを見たり、アルバイトをしたり、旅行をしたり、友人と遊んだり、浅くてもいいですから広く様々な世界に目を向 けてください。


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