【質問と解答】

Q:担当の方に付いてもらい一年になるものです。担当さんについて頂いてから3度投稿し、いずれも最終選考止まりでした。私の技術がまだまだ未 熟なので最終選考なのは仕方ないと思っています。気になるのはその後の事なんです。最初の時は原稿を送り、着いたその日に連絡を下さいました。でも2度目以降は雑誌発売の日がきても連絡が来ず(その雑誌は受賞した場合発表前に連絡がきます)、私は発売された雑誌を見て自分が最終選考という事を知りました。担当さんから連絡が来たの はその一ヵ月半後でした。作品の批評も「惜しかった」の一言で、そのまま次回作の話に。最終選考に残った過去3作品とも、担当さんからは 「面白いからこのまま描いて良いよ」と 言われ、キャラもストーリーも 一度も没にならず描き上げたものでした。作品は「担当と創る」ものだと思っていたのですが、正直今の私にとっては担当が付いていてもいなくても同じ状況です。担当さんが付いて下さっていて も、何だかこのままデビューも出来ずにダラダラしてしまう様でとても怖いので す。現在この出版社は増刊号等を合わせて二桁以上の作家が休載してしまっている出版社です。私が投稿している間に雑誌の方向性も変わり、この雑誌にこのまま付いて行って良いのかどうか悩んでいます。
 拾って下さった担当さんへの恩はあるのですが、今の私には初投稿の頃のような「この雑誌で頑張りたい」という意欲はありません。他社への持ち込みも考えているのですが、他社に行っても同じような対応ならば今の出版社にいた方が良いのかな、とも思ってしまいます。初投稿で担当さんに付いて頂いたので他誌への持ち込み経験はないのですが、一度持ち込んでみるべきでしょうか? 私は地方に住んでいるのですが投稿よりも確実に返答の頂ける持ち込みにした方が良いでしょうか?


A:文面から察するに、あなたの中ですでに答えは出ているのではないでしょうか。今の担当編集者にはやる気が感じられないようですし、雑誌自体にも未練がなくなっているのでしたら、別の編集部に持ち込むなり投稿するなりして再出発すべきでしょう。よほど編集運がないということではない限り、他誌で同じような対応を受けることはまずないはずです。持ち込みと投稿のメリット・デメリットについては過去の回答を参照していただくとして、早めに担当編集者についてもらうことを望むなら、上京して数社に持ち込んでみて好感触の編集部を選ぶことをお勧めします。


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