【質問と解答】

Q:新人賞で入選する人って、何度か投稿した時に出版社の担当が付いていてネーム等を打ち合わせして投稿しているので入選出来ると聞きました。ある意味出来レースなんですね!?

A:「出来レース」というのは語弊がありますね。担当がついている新人の投稿作が入選することが多いのは、ネームの打ち合わせをすることによって質が高い作品になったからであって、別に情実で賞を与えられるわけではありません。結果として優秀な作品が、担当がついている新人から生まれて入賞したというだけのことです。担当がついているといっても、新人ですから最初のレベルもまちまちですし、成長の度合いも様々ですから、打ち合わせしていても必ずしも賞が獲れるとは限りません。また、非常にレベルの高い初投稿作品が突然送られてくることも多々あります。すべての投稿作が揃って、全選考委員(たいていの場合、全編集部員)の採点が済むまでは新人賞の結果は担当でさえ読めません。新人賞は雑誌の未来がかかっているものですから、その選考はシビアなものなのです。


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