【質問と解答】

Q:1)32Pほどの短編で漫画を描こうと思うのですが、このペー ジ数でいわゆる『(主人公の)成長物語』というのは無謀なのでしょうか? 長編漫画では良くあるので読むのですが、読み切りでそういったものは余り見 た事が無いので…。

2)短編漫画において回想シーンはあまり使わないほうが良いのでしょ うか? 重要なエピソードの一つを作品内の時間軸の関係で主人公の回想の形で持っていこうと考えたのですが…。

A:1)32Pの読み切りでも成長物はたくさんあります。長い時間をかけての成長を描くことはできませんが、人との出会いや困難を乗り越えることによっての成長というテーマにしぼって描くには、むしろ読み切りのほうが向いています。

2)作品中で出来事を時系列に沿って描くのを推奨するのは、読者に読みやすくするためです。演出に凝るあまり、回想を多用しすぎてストーリーをわかりにくくしてしまっている投稿作品を時折見かけます。回想シーンの過剰な使用は避けるべきですが、ストーリー構成の基本テクニックのひとつでもありますから、必要であればもちろん使ってください。絵コンテ(ネーム)を切るとき、時に読者の側に立って客観的に読み返して、独りよがりな構成にならないよう気をつけましょう。


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