【質問と解答】

Q:アシスタントについてなのですが、雑誌には『人物・背景・効果線』と描いてありました。まず用紙の大きさは、どれくらいで描くものなのでしょう?  プロ用のB4にカット一つを描くものなのでしょうか?
 また効果線なのですが、どのような状態を描くべきなのでしょう…? 何か人物が動作をしているところに、効果線をいれたりするのでしょうか?
 最後に、通勤可能地域なのですが、私は地方に住んでいるのですが、ついてみたい漫画家さんは都心におられます。こういう場合、もし雇ってもらえるなら都心に出たいと思っています。という書き方ではいけないのでしょうか…? それとも先に都心へと出ているべきなのでしょうか?



A:まずカットの用紙のサイズですが、指定がない場合、B5〜B4の間の大きさが普通です。
 次に効果線についてですが、効果線のみ描いてください。直線及び曲線のスピード線、集中線、フラッシュあたりで十分です。これは、「ヌキ」ができているかどうかを見るものです。
 最後の質問ですが、地方に住んでいても採用されれば上京するということでしたらそれでもいいのですが、採用枠は厳しくなることは覚悟しておいてください。というのは、大抵のマンガ家の先生のところでは、正式採用の前に面接をかねて試しに1〜2回入ってもらい、人物や仕事ぶりをみて決めるからです。地方の方だと、面接のためだけに上京してもらわなくてはならないので、マンガ家の先生や編集部としては呼びづらいのです。面接のために上京できる(交通費や宿泊費は自己負担)ならば、選考にプラスに働きますので、その旨を併記しておくとよいでしょう。また、アシスタント募集は急ぎのことが多いので、決まったら何日で上京してアシスタントに入れるかという情報もできれば記載しておいてください。ほかにも、保護者の承諾はあるか、東京に部屋を借りるとして敷金・礼金・当座の家賃と当座の生活費 (最低でも1ヵ月分)があるかどうか等、上京にはいろいろと考えるべきことが多いはずです。マンガ家の先生や編集部があなたの上京の不安要素と考えるであろうことは事前にクリアしておき、応募書類にその旨を書いておくと選考の好材料になります。


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