【質問と解答】

Q:中2ぐらいから漫画家になりたいなぁと思いながら、ダラダラ意味わからん落書きとか描いているうちに結局なにも変わらないまま、 高2なって進路という壁にぶち当たり、『漫画家かぁ・・・どうしよ』と思い苦悩している今日このごろです。
 質問ですが、先日漫画家入門書を買おうと思い店に行ったのですが、それらしき物がなく、代わりに『スーパーマンガデッサン』という本を買いました。本の内容は、アタリの使い方とか老人の描き方とか顔の筋肉の表情とか人の骨組みとか描いてあるんですが、結局何をしたらいいのかわかりません! この本に描いてある絵を模写すればいいのか、他のマンガを模写して、ある程度描けるようになってからこの本を読んで人間の筋肉とか骨組みとかを理解していけばいいのか、それとも本物の人をデッサンしてこれもある 程度描けるようになってから本を見たほうがいいのかどうすればいいかわからず混乱してます!!! 漫画を描くにあたって顔の筋肉の動きとかは全て把握し ているものなんでしょうか?


A:『スーパーマンガデッサン』(グラフィック社)はいい本ですが、入門書を期待した方にはちょっと高度すぎますね。ある程度、マンガのことがひととおりわかって、もう一段絵のレベルアップを図りたいという人向けの本です。美術畑からマンガに転向した方はデッサンや人体の仕組みを把握したうえでデフォルメしてマンガの絵柄を作るわけですが、今のマンガ家の多くは既成作家の模倣から始めていますし、そのほうが「現実」の枠に捕らわれないダイナミックな表現ができるようになるのではないでしょうか。人体の筋肉や骨組みを考えて絵を描くのは、模倣やマンガ入門書を経て自分なりの絵 柄の方向性やスタイルをみつけてからでいいでしょう。


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