【質問と解答】

Q:服のしわが上手く描けません。忠実にたくさん描きこまなくてはならないのでしょうか。

A:服のしわはたくさん描けばいいというものではありません。人間は眼から入ってきた視覚情報を脳で受け取る時、余分な細部を捨て去って認識します。すべてのディテールを均一に「複製」してペンで描写すると、かえって人間の認識とはずれたものになってしまいます。細かいしわのディテールを追っていけば、「こんなしわしわの服、さっきまでくしゃくしゃに丸めてでもいたの?」と、読者に受け取られてしまうでしょう。
 服のしわを描く時は、大きな陰影を出すしわ以外は無視するようにします。また、しわの数や形状は、服の材質、布地の種類によっても変わります。逆に言えば、しわは服の質感を出す要素にもなります。ペン入れするしわの取捨選択ができない時は、プロの作品を参考にしてください。どういうしわを残せば「らしく」見えるのか、まずは模倣で感覚をつかみましょう。

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