【質問と解答】

Q:アシスタントは、アルバイトのようにやらせてくれるんですか？　もしくは、してくれる人は、いますか？

　A:アシスタントにはレギュラー（アシスタント）と臨時アシ（スタント）の ２種類あります。
　レギュラーは恒常的かつ長期のアシスタントです。大抵、一人の先生の専属になるので、「専属アシ（スタント）」とも言います。会社組織のプロダクションの場合、アシスタントは社員もしくは準社員となり、サラリーマンと変わらない月給制です。ボーナスを支給するところもあります。原則的に、投稿活動を除いて、他の先生のアシスタントなどはできません。週刊マンガ誌で「○○先生のアシスタント募集」とか「スタッフ募集」と書いてある場合は、大抵このケースです。会社組織にしていない先生の場合は、雑誌１号分の仕事が終わるごとに給与を支給することが多く、個人で専属契約を結んでなければ、複数の先生の元でアシスタントを掛け持ちすることも可能です。社員待遇でなければバイト扱いなのですが、レギュラーとして採用されたならば、自分の都合で勝手に休むことは許されません。また、プロダクションの社員なら当たり前ですが、そうでなくても専属扱いならば、先生の仕事が休みの時も給与を支給されます。待遇や条件はスタジオごとに異なる ので、応募する際、具体的に問い合わせてください。
　臨時アシは公募ではなく、自分の担当編集者の紹介や知り合いのマンガ家さんに頼まれて行きます。レギャラーアシが急病の時や、原稿が遅れていて人手が足りない時に、急場の助っ人として入るのです。ですから定期収入として、あてにはできません。あくまで収入の足し、小遣い程度に考えておいてください。ただ、締め切り間際に臨時アシを大量投入して人海戦術で間に合わせる先生は割といるので、そういう先生方をうまく掛け持ちすれば、それなりの収入が得られるかもしれません。臨時アシの場合は一度の仕事で１日から長くて３日くらいです。アシスタント代は日給計算で、あなたの能力や仕事内容、先生の収入によって変わります。

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