プロとして活躍しているマンガ家さんたちもかつては新人さんだった(あたりまえだけど)。新人のマンガ家さんにとってデビューは良きにつけ悪しきにつけ、忘れられないターニング・ポイント。このコーナーでは、マンガ家さんのデビューの頃の話を質問形式で語ってもらいます。
【第2回目のゲスト/高倉あつこ先生】
【高倉先生への30の質問】
  • デビューはいつ頃ですか?
    少女マンガでは、20歳のときですが…本格的には26歳のとき(以下の質問に対する高倉先生の答えは26歳のときの内容になります)
  • デビュー作のタイトルは?
    『恋におちて』
  • デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
    いとこ(♂)の彼をそうとは知らずに好きになちゃった女の子の失恋話
  • デビュー作でもっとも描きたかったことは?
    ……うーん、人生なに事も経験だ?
  • デビューした雑誌は?
    ヤングマガジン
  • どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
    たしか…代原です
  • デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
    10年以上…だと思います
  • またそれは何作目ぐらいでしたか?
    少女マンガ時代のボツ原稿があって…あんまり、覚えてません。ヤンマガでは3〜4作目かなぁ
  • そのころの本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
    無職
  • そのころは本気でマンガ家を目指していましたか?
    目指してました
  • もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
    動物にかかわる仕事
  • マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
    それなりに喜んでくれました
  • 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
    吉田聡さん
  • そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
    ちょっとヨロシク!』のノリがとても好きでした
  • デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
    たぶん服を買ったと思います
  • デビューが決まった時の感想は?
    それは思いがけなかったので嬉しかったです
  • デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
    うれしくて、本屋さんに直行しました。誰かに「コレ 私の!」と言いたい気分でした
  • デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
    特にかわってないと思います
  • デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
    二週に一度くらいのペースで編集部におしかけていました
  • その頃編集者との打ち合わせでためになったことは?
    なにと言わずためになったことだらけです
  • 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
    緊張してお腹いたくなったりしたこともありました
  • 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
    主に喫茶店で雑談まじえながら
  • 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
    新人の頃、打ち合わせを忘れられて号泣しました(笑)
  • デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
    ハイ。やまだないとサン
  • デビューの頃、マンガ家として成長していくために特になにかしたこと、勉強したことなどはありますか?
    なんでもよく観察することでしょうか…
  • デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだことなどはありますか?
    絵も話も下手くそだなと今も思っています
  • デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
    マイナス100万点
  • またその理由は?
    いやー…がんばって描いているなぁと…しみじみ思いますが…おはずかしいかぎりです
  • マンガ家としてデビューするために必要なことはなんだと思いますか?
    根気
  • これからマンガ家を目指す人達になにか一言
    やってやれないことはないので描いて描いてまた描きましょう!!
 19歳の頃にマンガ家を目指し少女マンガ誌に投稿を始めるが作風が合わず苦戦、20代前半に男性向けヤング誌で再チャレンジ。新人マンガ家の登竜門であるちばてつや賞 ヤング誌部門(講談社ヤングマガジン主催・審査委員長ちばてつや先生)で佳作を受賞し、ヤングマガジン誌上で数作の読み切りを掲載後、同誌で待望の初連載『ハゲしいな!桜井くん』を開始。
 この作品は若ハゲに悩みながらも恋する男の子・桜井くんの純情と苦闘をコミカルに描いた人気作となる。現在も講談社イブニング誌上で『ハゲまして!桜井くん』を連載中、大人になって頭がよりりりしくなった(?)桜井くんの勇姿を描き続けている。
 そのほか秋田書店ヤングチャンピオン誌上では、専門が下半身というユニークすぎるお医者さんコメディー『泌尿器科医 一本木守!』を好評連載中。
 飲みすぎたときでも締め切りはきっちり守る、編集者にとってはとても頼りになる剛腕酒豪マンガ家とか。

【高倉あつこ先生
コミックスリスト】
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