【中田ゆみ先生への30の質問】
					
						- デビューはいつ頃ですか?
 
							初めて雑誌掲載されたのは22歳の春でした 
							 
						 - デビュー作のタイトルは?
 
							『甘い水』 
							 
						 - デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
 
							太平洋戦争時に見た「女神」を忘れられない認知症のおじいちゃんと、その「女神」にそっくりな女の子のお話。 
							そこにおじいちゃんの孫の兄弟が絡んですったもんだあるっていうか 
								 
							
						 - デビュー作でもっとも描きたかった事は?
 
							そのころは「これが描きたい!」ていうものがなく、ただ「こんなお話を思いついたから描きたい」という衝動のまま描いてましたから… 
							 
						 - デビューした雑誌は?
 
							『ヤングマガジン』かな 
							 
						 - どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
 
							持ち込み作を手直しして漫画賞に出す、という形をとらせていただきました 
							 
						 - デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
 
							…10年間くらい?ノートに鉛筆描き、の時代も含め 
							 
						 - またそれは何作目ぐらいでしたか?
 
							ペン入れをして、完成原稿にしたものから数えたら…お、覚えてないなあ…6、7?作目くらい? 
								 
							
						 - その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
 
							学校を卒業したてで、就職先を探している最中でした 
								 
							
						 - その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
 
							はい 
							 
						 - もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
 
							あー…それ考えたことなかったかもしれないです。漫画家一本釣り希望でした。 
							すみません夢見がちな人で… 
							 
						 - マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
 
							デビューして数年後、「今だから言えるが、漫画家でやっていくと聞いたその夜は心配で眠れなかった…」としみじみ言われました 
							 
						 - 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
 
							影響を受けたのは江川達也さん、内田春菊さん、高橋留美子さん、…たぶんもっともっと 
							 
							
						 - そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
 
							絵柄の魅力、引き出しの多さ、漫画のおもしろさ、画面構成の絶妙さ 
								 
							
						 - デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
 
							貯金かな?のちに東京に出てくる際の資金に遣いました 
							 
						 - デビューが決まった時の感想は?
 
							きゃーーーーーーー!!! 
								 
							
						 - デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
 
							ぎゃーーーーーーー!!! 
							 
						 - デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
 
							デビュー前後というよりは、漫画家を続けていくうちに変わっていきました。 
							漫画ってのは、つくづく「エンターティメント」なんだなあと 
							 
						 - デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
 
							電話で数時間 
								 
							
						 - その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
 
							今思うと、あの頃は編集さんに言われたアドバイスを本当に理解していたとは言いがたかったです。 振り返ってみて初めて「ああ、あの時担当さんが言いたかったのはこういうことなんだな」と思うことがなんて多いことか。 というわけで、あの頃言われたことすべてです。…と言いつつも、今考えても腑に落ちないこともありますが 
							 
						 - 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
 
							質問20の答えと同じです。もう半泣きでしたねえ… 
							 
						 - 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
 
							電話とファックスにて 
							 
						 - 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
 
							飲みに行った帰り、仲の良かった編集さんに(←酔っ払い)「あなたは全然人に心を許さないよね」と言われたことが…あれ!?仲良くなかったのか!? 
							 
						 - デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
 
							池永なをみさん。彼女も同時期にヤンマガからデビューしたんですが、彼女からはいろいろ教わりました。千葉と横浜で何時間も電話したり…。 今でも彼女の鋭い指摘や考察、キュートな女の子や味のあるおっさんのイラストを思い出します。彼女の描く漫画が好きだったなあ 
							 
						 - デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
 
							質問24の答えと似てますが、ともかく友人と漫画談義 
								 
							
						 - デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
 
							没の嵐 
							 
						 - デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
 
							70点 
							 
						 - またその理由は?
 
							それなりに全力投球!…とはいえ全然稚拙なので。で、でも頑張ってたよ自分!! 
							 
						 - マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
 
							えーと…まずは1本きちんと描ききること。 
							「完成させる」、それが大前提だと思います。 
							それを持ち込むもよし、賞に応募するもよし 
							 
						 - これからマンガ家を目指す人達になにか一言
 
							天にものぼる心地だったり漠然とした不安に陥ったり地獄でもあり天国でもあり…ごった煮の世界に飛び込むのも、なかなか悪くないですよ? いやほんとほんと 
							
					  
				 | 
				 | 
				
					
						
							
								
									
									 岡山県・岡山市出身。
									 199x年、持ち込みをきっかけに新人賞へ応募。その受賞作『甘い水』が「ヤングマガジン」(講談社)に掲載され、晴れてデビュー。その後上京し、本格的に作家活動を開始する。
									 そして2000年、「comic零式 vol.23」(リイド社)『レンタルラバー』でついに連載デビュー! その後も「COMIC SEED!」(ぺんぎん書房) にて『needle』、 「ヤングコミック」(少年画報社)にて『下町マドンナ食堂 未亡人細腕繁盛記』など、次々に連載を獲得。男性のみならず、女性読者にも非常に好感を持たれるキュートな女性キャラを武器に、ますます活躍の場は広がるばかり。今年も注目です……!
									 現在、『ちゅーぶら!!』を「コミック・ハイ!」(双葉社)にて連載中の他、「comicキャンドール」(実業之日本社)で読み切り作品を随時掲載。
									
									
									「なかたなにっき」
									http://nakatayumi.blog117.fc2.com/ 
									
									
										
									 
							 | 
						 
					 
				 | 
				 |