プロとして活躍しているマンガ家さんたちもかつては新人さんだった(あたりまえだけど)。新人のマンガ家さんにとってデビューは良きにつけ悪しきにつけ、忘れられないターニング・ポイント。このコーナーでは、マンガ家さんのデビューの頃の話を質問形式で語ってもらいます。
【第36回目のゲスト/IKARING先生】
【IKARING先生への30の質問】
  • デビューはいつ頃ですか?
    20才

  • デビュー作のタイトルは?
    『スニーカーブルウス』

  • デビュー作の簡単なストーリーを教えてください
    当時人気だった高値スニーカーをめぐってのドタバタ

  • デビュー作でもっとも描きたかった事は?
    可愛い女子高生

  • デビューした雑誌は?
    ヤングマガジン

  • どのような形でデビューしましたか?(マンガ賞受賞作、持ち込み作など)
    漫画賞で佳作をいただいて、その作品が代原として掲載されました

  • デビュー作はマンガを描き始めてどのくらい(期間)でしたか?
    10年くらい。小学4年生の頃からえんぴつでマンガのようなものは描いてました

  • またそれは何作目ぐらいでしたか?
    ペンでちゃんと描いたのは1作目

  • その頃の本業(学生、フリーターなど)はなんでしたか?
    学生

  • その頃は本気でマンガ家を目指していましたか?
    本気で目指していました

  • もしマンガ家としてデビューしていなければどんな仕事につくつもりでしたか?
    マンガ家以外考えてませんでした。デビュー出来ないなら、早々に結婚しておヨメさんになりたかったです

  • マンガ家デビューの際の家族の反応はいかがでしたか?
    一緒に喜んで応援してくれました

  • 目標としていたマンガ家さんがいたら教えてください
    藤子不二雄先生

  • そのマンガ家さんのどこにひかれていましたか?
    ひとことではいえません

  • デビュー作の原稿料または賞金は何に使いましたか?
    おぼえてません

  • デビューが決まった時の感想は?
    「やっぱりね…」

  • デビュー作が実際に雑誌に掲載された時の感想は?
    うれしいけどはずかしい

  • デビュー前後でマンガに対する考えかたに変化はありましたか?
    その当時はあまり変わりませんでした

  • デビューの頃、編集者と打ち合わせをどの程度していましたか?
    月1、2回。ネームができたら

  • その頃編集者との打ち合わせでためになった事は?
    すべて

  • 逆に編集者との打ち合わせで苦労したのはどんなときですか?
    うまく話せないので、電話だけだと伝わりにくい気がして不安でした

  • 編集者との打ち合わせなどはどのような形でしていましたか?
    電話で。たまーに上京して

  • 編集者とのつきあいで思い出に残るエピソードがありましたら教えてください
    去年、貧乏すぎて電気が止められることになった時に、お金を貸してくれました。おかげで生きながらえてます

  • デビューの頃、良きライバルとか、語り合えるマンガ家さんはいましたか?
    いません

  • デビューの頃、マンガ家として成長していくために特に何かした事、勉強した事などはありますか?
    映画をたくさんみるように心がけてました

  • デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
    マンガを描く基本的な技法がわからず、困りました。トーンの貼り方も…よくわからなかった

  • デビュー作を今の自分が再評価すると100点満点中何点?
    60点

  • またその理由は?
    絵は汚いけれどいきおいとパワーがあったような…

  • マンガ家としてデビューするために必要な事はなんだと思いますか?
    体力

  • これからマンガ家を目指す人達になにか一言
    マンガで成功して大金持ちになったら、おうちに招待してください
 女性マンガ家。
 10年ほど前、作品『スニーカーブルウス』で講談社ヤングマガジン 月間新人賞に応募し、佳作を受賞。その作品で某マンガ家さんの代原としてではあるがデビューを飾る。
 その後、ヤングマガジンやアッパーズ(講談社)などで読み切りを発表し、近代映画社のエルティーンコミックでは初連載をし、待望のコミックス『すねかじりエロス』(全1巻)が発売される。
 2003年、小学館のビッグコミックスペリオールで山田ゴメス原作の『パラダイスなヤツら』(前後編)を発表するほか、祥伝社のフィールヤングで不憫な姉妹のストーリー『しまいもん』を開始して人気を得る。また、2005年には同誌で大川興業元総裁の大川豊原作の『OL三國志』を集中連載。2006年は、さらにお仕事いっぱいしたい!!と燃えているマンガ家さんである。


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